前提ですが、
1.全部ジブンでセットした一人旅です
ルートは名古屋(12/28午後発)→仁川(韓国)経由ヘルシンキ(フィンランド、12/29早朝着、12/29夕発)→クラクフ(ポーランド、12/29夜着)→オシフィエンチム(ポーランド、12/30昼着、12/30夕発)→クラクフ(12/30夜発)→ワルシャワ(ポーランド)経由バルセロナ(12/31昼着、1/1夕発)→アムステルダム(オランダ)経由ベルリン(ドイツ、1/2昼着、1/3昼発)→ヘルシンキ、仁川経由名古屋(1/4夕着)、です。
泊はクラクフ、ワルシャワ(空港近隣)、バルセロナ、アムステルダム(初オランダなのに空港近隣)、ベルリンで、5泊8日でした。
2.英語とスペイン語は解しますが、他の現地語はあいさつ程度(ただし濃淡あり)です
3.写真は400枚以上撮ってるので、全部アップはできず。ダイジェスト版はflickrから。
振り返り
- ヘルシンキ 2度目の訪問。あいかわらずの安心感。今回は航空便のスケジュール的に行きでの訪問になったのだけれど、雪がほぼ無くてびっくりしていたら、帰りには空港一面真っ白で、ただ雪の無いタイミングなだけだった模様。とはいえ雪が無い日でも(特に海に近いほど)寒かったけれど。
- クラクフ 初の訪問。というかエストニアを除いて初の東欧(個人的にはエストニアは北欧なんで)。
- アウシュヴィッツ・ビルケナウ(オシフィエンチム) (強制収容所跡の隣接地が住宅地だったりして、それって不動産価格的にどうなんだろ、と思ったなんて話はさて置いて。)人生でいつかは行かないと、と思ってきた一方で、行きたい、気持ちはなかなか起きなかったけれど、ロシアによるウクライナ侵攻は、ここに向かうひとつのきっかけだったかも。個人でガイド無しの入場はこの時期12:00以降、ただし閉まるのは15:00(日没の関係)。それはそれで、結構駆け足にならざるを得ない。一方で、英語を中心にガイド付きツアーも本家以外も含めて多々催行されているのだけれど、重要なところをしっかり説明してくれる反面、当然ながらペース配分を握られるのを良しとするか否か。なお、アウシュビッツ側の展示はグロテスクなものもあるので、心して。
- バルセロナ 前回訪問が2015年だったというのがジブンでも驚いた。
- ベルリン ドイツはこれまでFrankfurt am Mainでの乗り継ぎしか経験しておらず、実質初。宿をとったのが旧東ベルリンのAlexanderplatzのあたり(徒歩圏内かと思っていたら存外に遠くてトラム利用)だったので、これも旧共産圏風味が強め。
前回訪問時も感じたけれど、安心感が圧倒的で良き。ただやっぱりフィンランド語は感覚的に掴めなくって。
着いたのが21時くらいだったのだけれど、22時で街が終わる感じ、一方で朝は早めかも。東欧なんだけど、時間帯としては中欧時間を採用している(つまりドイツ・イタリア・フランスなどと時差なし)から、現地の人にとってはバイオリズム的にそれが自然なのかも。
サグラダ・ファミリアは来ない間にマリアの塔が完成していて。入るやいなや、ジブンの9年間を思い返してギャン泣きだった。
街歩きで驚いたのは、現地での英語対応が格段に増えていたことと、中国語話者が明らかに増えていたことか。とはいえ、スペイン語やカタラン(カタルーニャ語)を話すと明らかに打ち解けてくれるのは前と同じかも、というか当然といえば当然。
地下鉄3号線Liceu駅の近くに宿をとったので、そこを拠点に歩きまわったのだけれど、Liceu からSant Antoniの間あたりがムスリムの集住区域っぽかった。あと、前回よりホームレスが増えた気がする。なんとなくだけど、凍え死ぬほどのことはない、という気候が理由な気がするのと、教会が支援拠点になっているのではないかと思われる。
そういえば、バルセロナは3回目の訪問だが未だに Camp Nouに行ったことは無い。
それにしても、南欧とはいえそこまで治安の不安が無くて、自由な雰囲気。やたらと主張の激しい建築が多かったり、観光客相手の商売が増えすぎたような気もするけれど、やっぱりいいとこ。ロンドン・バルセロナ・横浜の個人的三大好きな都市は揺るぎないかもしれない。
一方で物価は押し並べて日本の倍。ファストフードですらまともな食事が摂れないレベルに感じた。食はローカルなお店かスーパーで調達して節約。東西統合の混乱期に思いを馳せつつ、散歩。
関係ないけど、ドイツ語の単語同士がくっついて長い単語が出来上がるの、ちょっと苦手だ。
以下、旅のTips等々
・あってよかったアイテム
- 圧縮袋の予備 今回は寒いところと、そこまで寒くないところがミックスされた旅程だったので、着るものは2パックに分けて圧縮袋に入れていったのだけど、洗い物とかの関係でもう一枚使うだろうかと念のため予備を持っていったら、まさか途中で「爆発する(=穴が空いて使い物にならなくなる)」と思ってなかったので、持っててよかった。
- RORRYのモバイルバッテリー(Apple Watch+USB-C)
- NAS 導入したNAS、インターネット環境さえあれば世界中のどこからでもジブンのデータにアクセスできて、写真のバックアップもできたの便利すぎた。なお、導入時はHDDだったけれど、2.5インチSATAのSSD(ジャンクで入手)に換装してある。今後はVPNサーバも一緒に運用できたら、海外から弾かれるサイト(例:欧州からのYahoo! Japan)も見られるけど、自宅がIPoE(v6プラス)環境だからややこしいな・・・、などと思案中。
- 乗り継ぎ保険 今回は結果的にお世話にならなかったけれど、いわゆる「自己乗り継ぎ」のときにはあるとメンタル的には安心。クレカについてる海外旅行保険にも遅延保証は付帯しているけれど、航空券のキャンセル料とかは補填しくれないものが多いと思うので。たぶんこれが無かったら仁川発券にして10万円くらいケチるとかしなかったと思う。
- Marriott Bonvoy この旅では乗り継ぎのためだけに宿泊する、という機会があって、翌朝も早い便だったりすると、市内まで出るのもしんどかったりして、空港近隣の宿泊を選択することに。(Hilton Honors持ってないからなんとも言えないけど、)Mariott Bonvoyが(存外に)最安値だったりして助かった。なお、その他の宿泊は例によって安宿。特にバルセロナは英語も通じるか怪しいところだったけど、よくしてもらった。

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・要らなかったアイテム
無し。現状考えられうるほぼほぼ最小構成だったと思われる。
・今後の課題
- Delayed flight対策 今回、航空券(搭乗券ではなくて航空券)4枚(名古屋ー仁川の往復、仁川→ヘルシンキ→クラクフとベルリン→ヘルシンキ→仁川、クラクフ→ワルシャワ→バルセロナ、バルセロナ→アムステルダム→ベルリン)を数珠繋ぎして10フライトに乗るという、
- 髭剃り環境 普段はジレットProのシェービングフォームがちょっとお高いけどいちばん肌に合うので使っているのだけれど、スプレーは持ち込めないので、代替手段を探しているところ。電動シェーバーも、小型のは肌に合わなくって。
- 圧迫ソックス太もも用 エコノミークラス症候群対策または長時間座りっぱなし用にいいものがあれば、ぜひおすすめください。
- 腰痛と肩こり 今回も例によってバックパック一つとポーチだけで旅に出た。前述のとおり液体物もあるし、どうしてもバックパックより収納力と使い勝手に優れた機内持ち込みサイズのキャリーケースを見つけられていないのだけれど、もしあるのならバックパックに対するこだわりは全く無くて。言うて、バックパックじゃないと盗まれるような地域には行かないってことにも気づき始めて。基本宿や空港で預けっぱなしとはいえ、それ以外ずっとしょってると、流石にしんどい。
まあ、こういう無茶な旅程を組まないのが一番の対策なのは重々承知なのですけれども。
アレルギーの関係で塗り薬は絶対に持参するし、長期の旅だと洗濯しながらになるので洗剤も持っていくから、どのみち「機内持ち込み液体物0」にはならないとはいえ。
その他
ものすごくポリグロットな旅だった。(ただの挨拶・固有名詞を含めて、一言でも)発した言語の数:10(日本語、英語、韓国語、フィンランド語、ポーランド語、ウクライナ語、スペイン語、カタルーニャ語、オランダ語、ドイツ語)。ここまでくると言語のスイッチとかいう概念がもはや消え去って、キネティックに言語の海を渡っているような初めての感覚で面白かった。
まとめ
人間の醜さと、人間の素晴らしさと、今を懸命に生きることの大切さを感じられて、よき旅だった。そして、今を生きられること、無事に旅できたこと、この旅で出会った方々(特にドイツ在住・在勤でアウシュビッツからのバスで一緒になった方)に感謝。
- バスチケット購入方法 クラクフからアウシュビッツ: https://witam-pl.com/2019/04/15/auschwitz-bus/
- 【2024年最新版】アウシュビッツ強制収容所に1人、自力で行く方法〜10000kmのヨーロッパ旅行〜 https://note.com/justin809/n/na0b692447107
- サグラダファミリア 生誕・受難・栄光のファサードを徹底解説: https://amazing-trip.xyz/t-blog/sagradafamilia-highlight/
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