Unite

 これも民意、なのだ、けれど。
  • ここまで、合衆国内の断絶が進んでいたのね。たった1州しか住んでいなくて、たった9州しか訪れていなくて、しかも、もう10年近くの時間がたってしまうからアレだけど、予想以上だ。クリントン候補が取れなかった州で痛手だったのは、アイオワ、オハイオ、ミシガン、ペンシルベニアあたりなんだけれど、ペンシルベニアを取れなかった裏を考えてみると、ある種の恐怖すらよぎる。少なくとも、ちょっと前まで、ペンシルベニアは"Swing state"(どちらに転ぶかわからない州)ではなかったはずだ。
  • 移民1世(「不法移民」じゃなくて「移民」。念のため)の友人たちが、「僕たち、私たち、どうなるんだろう」って、ぼそっと発するのを見聞きしてしまうと、いたたまれなくなる。
 どうしても元某州民としての視点から見てしまって、悔しくて、凹んでもいるけれど。目の前に迫っているようにも感じる、今住んでいる場所の「危機」に、改めて気づかされたりもするけれど。
 とにかく、勝利演説では、「一体となった国民(united people)」「インフラの再構築(rebuild our infrastructure)」「退役軍人への支援(taking care our great veterans)」といった、キーワードがあったように思える。「自由の国」の、未来はいかに。香港の件も、気にしながら。
 P.S. この期に及んで「選挙結果は受け入れない」とか「不正があった」なんてことは言わない模様。

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